読んだ本の内容が、ぼんやりしか思い出せない。
ということ、多くないですか?
そんなあなたに「あー、良い本だった」で終わらせない、読んだ本を自分のものにする読書ノートの書き方を解説します。
- 読む時の付箋の付け方
- 読書ノートの書き方
- 読書ノートの活用方法
書ノートは、以前から自己流でつけてましたが、いまいち活用できてませんでした。
そんな時、「読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]
読書ノートをつける前提で、ある本を買って読む。これだけで読書の意識は大きく変わります。
よく「人に教える目的で本を読むと身につく」と言いますが、基本的にはそれと同じだと思います。
引用:読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]
本を読んでも、「活用できてない気がする…」という人には、読書ノートがおすすめです。
本は読んだだけでは忘れる
本は読んだだけでは、忘れます。
試しに去年読んだ本は?と考えてみてください。
「読んだ本のタイトルは出てくるけど、内容は説明できない。」
「本のタイトルすら出てこない」
といった状態になりませんか?
読みっぱなしにしないためには
- 読みながら付箋をつける
- 読書ノートを書く
- 読書ノートを見返す
という、ひと手間が必要です。
ひと手間をかけた分だけ、本が身になり趣味や仕事、生活に活かせます。
筆者の会社はセキュリティ上、居室にスマホやノート類は一切持ち込めません。そのため、本の内容を活かすには覚えるしかない状況です。
読書ノートの書き方の流れ
読書ノートの書き方の流れをかんたんに説明します。
- 読む時に付箋を貼る
- 付箋のところを読み返し、良いところは、チェックや文にマーカーをつける
- 読書ノートに、必要な情報を書く(タイトル、著者名など)
- マーカーを付けた内容の書き出し&自分の感想を書く
- 読書ノートを読み返します。
読んで、付箋をつけて、書き出して、読み返すと言うサイクルです。
読む時に付箋を貼る
読書しながら、「気になったところ」「後からもう一度読みたいところ」に付箋を貼っていきます。
付箋は、たくさん貼れる側面に適当に貼っていきます。
特に気になる部分や、あとで試したい内容は縦向きに貼るとわかりやすいです。
付箋を読み返し、チェックマークやマーカーをつける
付箋を貼った部分を読み返します。
その時、特に良いと思ったページは付箋にチェックマークをつけます。
さらに、読書ノートに書き出しても良い部分には、さらにチェックマークとマーカーを付けます。
私は、1回目横線、2回目は縦線にして、プラスマークにしてます。
2回チェックマークをつけた部分で、良いと思った箇所にマーカーをつけます。
ペンでつけても良いですが、本を汚したくない人は、後から剥がせるフセンマーカー
私は剥がせるマーカーを活用してます。
付箋の使い方は、下の記事でも詳しく解説してます。
読書ノートの書き方
読書ノートの書き方は、次のような流れになります。
でも、面倒だったら、タイトルと著者名だけ書くのもありです。
「こんな本読んだな〜」とか、「どういう内容だったっけ?」と考えるだけでも効果があります。
内容が思い出せなかったら、本を出して付箋部分を読み返せばOK!
ノートを準備する
読書ノートをつけるノートを準備します。
なんでもいいですが、読み返しやすいノートがおすすめです。
- 持ち歩くなら、カバーがついているタイプ
- 軽いタイプが好きなら薄型でコンパクト
- 手帳をつけてる場合は、一緒に手帳に書く
私は、ほぼ日手帳をつけてるので、読書ノートも一緒に手帳につけてます。
また横線が入っていたり、方眼紙タイプだと枠や線が引きやすくおすすめです。
必要な情報を書く(タイトル、著者名など)
読み終わったら、読書ノートを作っていきます。
まず、これだけは書いておきたいのは
- 本のタイトル
- 著者名
- 出版社
- 読んだ日付
この4つだけでも書いておけば、本のタイトルは思い出せるので、内容は本に貼った付箋部分で、効率よく見返せます。
画像は、本に挟まっている本カードのデザインを書き写したフォーマットです。
本から得たいものを書く
「本から得たいもの」、「得られたもの」、「本を読んだ理由」を書きます。
後から、見返した時に、「なぜ読んだんだっけ?」と意外と思うんです。
また、「読みたいと思った時の心境」も書いておくと、後から見返した時になぜこの部分を本から書き写したのかわかります。
どこで見かけて気になったなど、書いておくと、その時に興味があった内容を思い出せます。
マーカーを付けた付箋部分を、書き写す
マーカーを付けた部分を、読書ノートに書き写します。
書き写すときは、本文のまま、略さずに写します。
「読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]
書き写しではなく、「要約でいいのではないか」という声もあるでしょう。けれど、著者の意図を損なわないような要約は意外と難しいものです。
引用:読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]
書き写した部分は、書き写しとわかりやすい様にマーク(◯など)をつけます。
実際、要約はやってみると難しく、前後の文脈など気になるため、結局全部抜き書きすることになりました。
書き写したところに対して、自分の感想を書く
書き写したところに、自分の感想をかきます。
感想だとわかるように先頭に⭐︎などのマークをつけます。
その時に感じたことは、後からは意外と思い出せないです。
自分の感想を書くことで、抜き書きした借り物から、自分のノートになった感じになります。
一言でも良いです!
ページ番号を降る
読書ノートを後で捜しやすくするためにページ番号を降ります。
ほぼ日など日付がはいってるタイプなら日付で捜すので、書かなくてもいいです。
読書ノートを捜しやすくする方法
作った読書ノートが埋もれないために、捜しやすくする方法です。
読書ノートにインデックスを作る
読書ノートにインデックスを作ります。
これはバレットジャーナル(手帳)で推奨している方法ですが、手帳で試してみると、すごく便利!
本の目次の役割になります。
索引をスマホやPCに作っておく
作った読書ノートの索引をスマホかPCに作っておく方法です。
私は、iPhoneのメモアプリに作ることにしました。
読書ノートを電子化する
作った読書ノートを電子化しておくと、外出先で見返すことができるし、バックアップにもなります。
方法は、手間をかけずに、写真で撮って、iPhoneのメモアプリに貼り付けるだけ。
その際は検索できるように、「タイトル」「日付」「著者名」「出版社名」は入力します。
読書ノートを読み返す方法
作った読書ノートは、読み返さないと意味がないです。
読書ノートを電子メモで30冊作ったけど、読み返さなかったため、覚えてるのは1、2冊です。
読み返しやすい4つの方法を、紹介します。
決まったパターンを決めて、定期的に読み返す
例えば、金曜日の夜や週末、電車の中、寝る前など、読み返す日や行動を決めます。
何かの行動とセットにすると、習慣化しやすいです。
寝る前に歯を磨いたら、読書ノートを見返すと決めると、意識せず行えるようになります。
私は、手帳をつける時に見返すようにしてます。
スマホに読書ノートを入れて、スマホ使う時にみる
書いた読書ノートを、電子化してスマホに残しておき、スマホを見るときに読書ノートも一緒に読み返すようにします。
とにかくスマホはよく見るので、触るときにちらっとでも見るようにします。
手帳をつける時に、見返す
手帳をつけるときに、一緒に手帳に書いた読書ノートも見返します。
手帳をつけるのが習慣化している人は、一番お手軽です。
ハビットトラッカーをつける
ハビットトラッカーは、習慣化するためのチェックリストになります。
日付を書いて、習慣化する項目を記載して、チェックするだけです。
シンプルですが、チェックリストを見るとやっておくかと思うし、チェックするだけでも達成感があるので、継続しやすいです。
読書ノートを書いて、読み直して本の知識を活用しよう
読書ノートの書き方と活用方法をまとめます。
- 読みながら、付箋をつける
- 付箋つけた場所を再読し、チェックやマーカーをつける
- 読書ノートに「マーカー部分の書き出し」と「自分のコメント」を入れる
- 作ったノートを見返す
という流れです。
付箋をつけるのが面倒な人は、本の角を折っても良いです。
私は付箋が大好きなので、付箋派です。
読みっぱなしではなく、本の知識を身につけて、趣味に仕事に生活に活用しましょう!
ぜひお試しくださいね。